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健康情報

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2020年05月柔軟性、敏捷性、筋力、巧緻性、平衡性をつけよう

「体力」とは腕力や持久力ではなく、柔軟性、敏捷性、筋力、巧緻性、平衡性の総合力。5つの力がバランスよく平均していれば「体力あり」

体力がある人というと、力持ちや筋肉マン、トライアスロンに挑戦するスタミナマンなどを連想する事が多いと思います。
パワーやスタミナがある事は素晴らしいことですが、しかし体力はパワーやスタミナだけではありません。体力とは柔軟性、敏捷性、筋力、巧緻性、平衡性の5つの力の総合力になります。
そこで、体力チェックしてみましょう。
ご家庭や職場などで是非、試してみてください。

【柔軟性】
柔軟性が低下すると、体の関節を動かせる範囲が狭くなるので、転びやすくなります。

☆背中で握手してみよう。
➀右腕を肩越しに背中へ、左腕を腰から背中へ伸ばす。
➁背中で、両方の手を握手させる。
➂同じ要領で、左腕を肩越しに背中へ、右腕を腰から背中へ伸ばす。
➃背中で、両方の手を握手させる。

☆立ち姿タオル抜きをしてみよう。
➀タオルの両端を左右の手で持ち、右手を上にして左側に、左手を下にして右側に、というように体の前でクロスさせる。
➁タオルの輪の中に左足を入れて、右手のタオルを背中側に回す。
➂タオルを背中から体の前まで回して、右足を抜く。
➃次に、右足を入れて、今度は左手のタオルを背中側に回す。
➄タオルを背中から体の前まで回して、左足を抜く。


【敏捷性】
敏捷性が低下すると、わき道から自転車が飛び出してきたときにとっさによけるなどの、突発するアクシデントにすぐ対応する事が出来なくなる。思わぬ怪我をしてしまう事も。

☆ボールペンつかみをしてみよう
ボールペンを「落とす役」と「つかむ役」のペアで行うのがオススメ。一人でできない事もないが一人で行うと学習効果が出て簡単につかめるようになってしまうためできだけ二人で行うと良い。
➀向かい合って立ち、「落とす役」が持っているボールペンを下に落とす。(ボールペンは立てた形で持つように)
➁「つかむ役」が「利き手」の手のひらを広げて前に出しておき、落ちてくるボールペンをつかむ。
➂最初は、ボールペンを手の親指を立てた高さから落とす。
➃ ➂でつかめなかった人は➂の高さに拳1つ分プラスした高い位置から落とす。

☆タオル掴みをしてみよう。
➀まるめたタオルを右手でつかみ、立った姿勢で上のほうに右手を上げ、タオルを下へ落とす。
➁落ちてきたタオルをつかむまでに、何回拍手ができるか。タオルをつかむのにしゃだんだ姿勢になってもよい。


【筋力】
筋力は毎日の生活を送るのに欠かせない大切なもの。朝起きてから寝るまでスムーズに行動が出来るのは筋力あってこそ。
☆体を浮かせてみよう。
➀床を滑らないタイプの椅子に腰かけ、両手のひらを体の左右の位置でまっすぐ椅子の座面につける。
➁その姿勢で両手を踏ん張り、体を浮かせる。

☆上体起こをしよう。
➀仰向けに寝て、両手を頭の後ろで組み、膝を立てる(膝は直角)
➁ゆっくりと上体を起こす。


 

【巧緻性】
巧緻性は体の巧みに動かく能力。右手と左手で別の事が出来るようになれば良い。
☆とんとん拍子に挑戦してみよう。
➀座った姿勢で、机の上に両手を出し、左手の手のひらを机につけて前後に動かす。右手は拳を作り机をたたく。
➁2つの動作を同時に行う。
➂今度は右手の手のひらを机につけて前後に動かし、左手は拳を作り、机をたたく。
➃2つの動作を同時に行う。
➄ ➁と➃を交互に行う。

☆グー・パーチェック
➀立った姿勢で(座っていてもOK)右手をパーの形にして前方に伸ばし、左手は胸の前でグーの形にする。
➁次に左手をパーして前方に伸ばし、右手は胸の前でグーの形にする。
➂ ➀.➁を何回か繰り返す。
➃立った姿勢で(座って行ってもよい)、右手をグーの形にして前方に伸ばし、左手は胸の前でパーの形にする。
➄次に、左手をグーにして前方に伸ばし、右手は胸の前でパーにする。
➅ ➃、➄を何回か続けて繰り返す。


【平衡性】
平衡性が低下すると、ちょっとした事で体のバランスを崩しやすくなり、転ぶ、つまずく事が多くなり、思わぬ事故を起こす事にもなる。
☆閉眼片首回しに挑戦してみよう。
➀立った姿勢で両目を閉じる。
➁片足(左右のどちらの足でもOK)で立ち、立っている側の足(軸足)を動かさずに、首を右回りに回す。
➂同じ要領で、首を左回りに回す。

☆靴下はいて脱いでに挑戦してみよう。
➀右足だけで立ち、体のバランスをとりながら、左足に靴下をはかせたり脱がせたりする。5回程度をメドに。
➁今度は、左足で片足立ちをし、体のバランスをとりながら、右足に靴下をはかせたり、脱がせたりする。こちらも5回程度。


チェック結果を五角形の体力像にしてみよう。
柔軟性、敏捷性、筋力、巧緻性、平衡性のどちらかの体力チェック行ったらそのポイントの点数を結んでみよう。
きれいな五角形がかけていれば点数が低くても小さいなりに体力のバランスがとれている証拠。
点数に差があり、いびつな五角形になるのは体力に偏りがあるという事になる。低い項目があればその項目の体力アップを目指しましょう。