足がよくつる、体が重い、体調が悪い、というときはマグネシウム不足の疑いがある。
マグネシウムは筋肉の働きを元気に保つととともに、食べ物から得たエネルギーを効率よく使う調整役としての働きもあります。
「マグネシウムが足りないよ」というときは、カルシウムと一緒に摂ることが欠かせません。
摂る割合はカルシウム2に対してマグネシウム1。といっても実際の食事では、2.1対0.9だからダメというわけにはいかない。
覚えておきたいのは、一緒に摂ることが鉄則という相思相愛の「マグカル関係」。
マグネシウムが多い食べ物は、とうもろこし、あさり、絹ごし豆腐、ナッツ類(アーモンドなど)、はまぐり、かき、ごまなどがあげられます。
自然塩にはマグネシウムが含まれているので、調理の際に食卓塩でなく自然塩を使うのもおすすめ。
カルシウムは小魚類を頭からしっぽまで丸ごと食べると効果がよく摂れるます。海藻類や牛乳にも多く含まれています。
こむらがえりの原因は下肢の疲れとマグネシウムやカルシウム不足
こむらがえりの原因の大半は下肢の疲れだが、マグネシウムやカルシウム不足も誘因になっています。
脱水症や下痢のときには、カルシウムイオンとナトリウムイオンのバランスが崩れやすいので起こしやすい。
また、血圧を下げる降圧剤や高脂血症を治療する薬の中にはこむらがえりを起こしやすいものもあります。
マグネシウムやカルシウム不足でも起きるので、毎日大さじ5杯のすりゴマを、ご飯やみそ汁、サラダなどにかけて補給すると予防に役立つ。
サッカー選手が試合中に起こす事がありますが、すりゴマの効果で次の試合では起きにくくなる。
さらに、運動前には必ず筋肉の曲げ伸ばしをするストレッチ体操が欠かせません。
頻繁に起きるなら、肝臓、腎臓、神経の病気、糖尿病、甲状腺機能の低下などの疑いがあります。
受診するなら、内科、神経内科、消化器内科を受診しましょう。
こむらがえりを起こしたときは・・・?
こむらがえりを起こしたときは足の親指をすねの方向に引っ張るとやわらぎます。
そばにいる人に手伝ってもらうときは、膝を押さえながら足の先を膝の方向に押してもらいましょう。
自分一人だけのときは壁や柱に足の裏をぐっと押し付けて直角に足首の間接を曲げ
痛みが消えるまでじっとこの体制で待ちます。また、足の裏がつったときには土踏まずを押すと改善されます。
こむらがえりは足のふくらはぎ(こむら)が痙攣を起こしたものです。
ふくらはぎの筋肉が痙攣するのは筋肉の細胞が興奮状態になるです。