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健康情報

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2015年06月水分の摂り方で「健康力」に差がつく

これからますます暑くなり、水分を多く摂る季節になってきます。水分の摂り方1つであなたの健康力は格段に差をつけられるのです。しかし、ただ単に水分を摂ればいいという事ではありません。飲み物の種類や水分量など、その時々で身体に必要なものは変化するのです。今回は水分の摂り方についてご紹介します。

 

 腸の働きを活発にするのは、冷水よりぬるま湯

私たちの体重に占める水分の割合は、男性が60%,女性が50% 。水もしたたるいい男は10%の差から生まれるのかもしれない。1日の水の「入り」と「出」のバランスは「水バランス」と呼ばれています。「入り」のほうは、水を飲むことで約60%、食べ物から約30%、体内で食べ物が代謝される時にできる水分が約10%という割合です。「出」のほうは尿として約60%、うんちに含まれる水分が約3%、残りが汗、汗以外の皮膚から発散される水分+呼吸から発散される水分です。これは「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」と呼ばれています。つまり気づかずに自然に出ていく水分というわけです。

睡眠中は汗をかきます。それに不感蒸泄もプラスされるので、朝起きた時の体は、水がれ状態になっています。起床したら早速、いい男(女)を取り戻すために水分補給をしましょう。冷たい水を飲んでスッキリさせたいという人もいますが、体温に近いぬるま湯がオススメです。ぬるま湯のほうが冷たい水よりも腸の働きを活発にするので、便秘気味の人には欠かせません。

 

 疲れている時はオレンジジュースを!

  いろんな飲み物が気ままに飲めるから、バイキング料理が大好きという人がいます。お茶にジュース、コーヒー、紅茶などバラエティに富んだ飲み物が並んでいます。目移りして、あれもこれもとお代わりしていると、お腹がタプタプに・・・。自分の体にきいてみて飲み物を決めることができればよいが、ついつい好みの飲み物だけに手が伸びてしまうことになります。そこで上手な飲み方のヒントを!!

疲れている時は果汁100%のオレンジジュースで疲労回復の効果があるビタミンCとカリウムの補給をしましょう。バナナジュースもいいですが、あまりお目にかからないのが残念。オレンジジュースがない時は、次善の策として他の果汁でもよいでしょう。風邪っぽいときはスープ類にするのがよい選択です。コーンポタージュなどで体を十分に温めましょう。

 

 喉の渇きよりも的確に水分不足を教える尿

水分の補給は喉が渇いた時に、という人がいます。しかし、喉が渇いた時 体の方はすっかり乾いてしまっています。喉の渇きを目安にしていると、体が水をほしい時に遅れをとってしまうのです。体の水分が不足しているかどうかが的確にわかるバロメーター役として活用できるのがおしっこの色です。

通常、おしっこは山吹色に近い黄色をしています。水分が足りなくなるにつれ、濃い黄色や褐色へ変化します。朝一番のおしっこが濃い色をしているのは睡眠中に水分が失われるせいです。おしっこのバロメーターを活用すれば、いつでもどこでも体の水分不足をキャッチすることができます。

 

 食前のおすすめ飲料は「酢ジュース」と日本茶

缶ジュースや缶コーヒーには糖分がたくさん含まれています。帰宅してすぐ冷蔵庫に直行し缶飲料を飲む人もいますが、エネルギーが補給されるので、肝心の夕食を前にしても食欲がわかない。そこで食べ残すことに・・・。その結果、エネルギーは足りているのに栄養素が足りてない、という事になります。缶飲料を飲むなら水だけの方がマシです。しかし、水だけ飲むのでは飽きてしまうという人もいるでしょう。では、ビタミンやミネラルが豊富で低カロリーの飲み物はないか?

こんな条件を満たすのは、酢ジュースと日本茶が1番です。ココアも砂糖を入れずに飲めば優れています。自分で作ることができるのが、コップ1杯の水に大さじ1杯の酢を入れて飲む「酢ジュース」。現在はいろんな種類の酢飲料も販売されています。味も様々なので無理なく美味しく飲めるでしょう。酢のクエン酸が疲れを吹き飛ばしてくれるのです!